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惑星科学ナイトから1ヶ月(ただしグレゴリオ暦に限る)1/4

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惑星科学ナイトから1ヶ月(ただしグレゴリオ暦に限る)1/4

惑星科学ナイトから1ヶ月。あの夜蒔かれた「サイエンスの種」は、みなさまの中で育っているでしょうか?

荻原 正博(名古屋大学・理学博士)

惑星科学ナイトにお越しいただいたみなさま、ありがとうございました。限られた時間内でしたので、深くお話することができなかった部分もあったかと思います。質問・要望・感想などありましたら、ご連絡いただければと思っています。

さて、パーティについてどう感じていただけたでしょうか?ライブを含めパーティ内の全ての企画が「惑星科学」をもとに構成されていました。「思っていたよりも科学っておもしろそう」「惑星科学を身近に感じられた」などと感じていただけた方もいらっしゃたのではないでしょうか。今回のパーティが惑星科学に近づくきっかけになったならば、嬉しいです。

ところで、惑星科学ナイトでも少しお伝えしましたが、惑星科学は科学者だけが取り組むものではなくて、色々な捉え方、考え方をもった多くの人で進めていく学問であり、藤本教授の言葉を借りるならば「みんなの宇宙論」であると思います。

今回の惑星科学ナイトで、科学の新たな捉え方の一つを、ダンサーのKATHY PINKさんに教えて頂きました。KATHYさんは「物理学の研究で解明されたことをダンスで表現しよう」という試みをしていて、最近それを書籍として出版されています。

詳しい内容は是非手に取っていただけたらとは思いますが、物理学のアイデアからダンスを創作するという手法には、いろいろ考えさせてもらえることができました。そして、原理的にはこの手法を逆に応用することができるのかもしれません。つまり、「ダンスなどのアート的な表現から、(まじめな!)物理学のアイデアを得ること」も可能かもしれません。ともすれば怪しい似非科学になってしまう危険もはらんでいますが、いつかまじめにチャレンジ・検討してみたいなと思っています。

最後になりましたが、今後も「理の惑星」webサイトを進化させていきますので、応援をお願いします!また、研究と両立できる範囲でではありますが、これからも定期的にみなさまとお話できる機会を作っていきたいと思っています。またそのときにお会いできることを楽しみにしております。

惑星科学クイズの答えと解説

Q. 惑星は恒星をとりまくガス状の円盤の中で成長したと考えられています。その円盤の中のほとんどはぐちゃぐちゃの乱流ですが、一部ではとても穏やかな流れになっています。その穏やかな領域の名前はなんというでしょう?

A. デッド(dead)・ゾーン
惑星が大きく成長していく円盤の中は、ほとんど乱流状態であると考えられています。(「乱流」と聞いてもあまりピンとこないかもしれませんが、例えば飛行機に乗っていて感じる揺れや、ゴルフボールにでこぼこがある理由などは乱流が関係しています。)乱流があるか、ないか、が惑星形成に色々な影響を及ぼすのですが、「無い部分」を「乱流が死んだ領域」という意味で"Dead Zone"と呼んでいます。響きがかっこいいですよね。ちなみに、日本語では「磁気的不活性領域」などと訳されてはいますが、ちょっと長いので日本人も「デッド・ゾーン」と言っているのです。

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