理は、ささやかな日々の中で息を潜めている。この街の、無数の物語。それは惑星の秘密へと繋がる道。

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誰だってストーブが欲しい(ハビタビリティ)

物語に隠された、惑星の秘密

誰だってストーブが欲しい(ハビタビリティ)

大きな部屋に一つのストーブがある。ストーブは暖をとる唯一の手段で、ストーブがないと途端に冬の寒さが訪れる。
だからストーブから近い場所は、皆で奪い合いになる。近い方が暖かいからである。

でも真近くでは熱過ぎる。かと言って遠いと寒過ぎる。そこで、適度な距離と言うのが大事なのである。

しかしこの適度な距離と言うのが、意外に難しい。ほんのちょっとズレるだけで大違いとなるからである。ただ、おおよその位置は知っている。
あとは、最後1cmレベルのせめぎ合いの争いだ。

しかし悲しいことに勝手に席を移動出来ない。
一度席が決まってしまうと、そう簡単には移動出来ない、たとえもっと近い場所がイイとわかっていても。

ようやく席替えの季節がやって来た。

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